自分磨きのために英語学習を始める人も多いようです。なぜ英語学習がおすすめなのでしょうか。ちなみに自分磨きは英語で「self-improvement」などといわれます。
日本でTOEICを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会がビジネスパーソンを対象に実施した「英語学習の実態と意欲に関する調査」によると、約7割もの人が英語に対して苦手意識を持っていることが判明しました。しかし、苦手意識がある=嫌いというわけではありません。「好き」「どちらかといえば好き」と回答した人は全体の半分以上で、多くの人は英語を話せるようになりたいと思っているものの、自分の英語力には自信がないと感じているようです。また、現在英語学習をしている人の理由の多くは、「海外の人とコミュニケーションを取りたい」「仕事のため」といったものです。これらの他にも、「学校教育である程度の基礎ができており日頃から触れる機会も多く、学習方法も多岐に渡るので始めやすい」といった意見もあります。
英語学習をするメリットとして挙げられるのは「成果を実感しやすい」「アピールポイントになる」「自信がつく」「才能に関係なく努力によって結果が出る」などです。海外出張などの機会がなくても、英語を共用語にしている国内企業もあります。また、仕事で英語に触れることがなくても、近年は訪日外国人が増えておりプライベートで英語を必要とする場面が増えています。世界的な人流は一昔前に比べると非常に活発になっているので、英語に触れる機会はこれからも多くなっていくでしょう。身の回りで実際に英語を使う機会に遭遇すると、英語学習をしてきた成果を直接感じられるためモチベーションを保てます。
英語学習の方法は多岐に渡ります。英会話教室だけでなく、最近はオンラインによるレッスンも人気が高まっています。その他にもラジオ英会話や洋画鑑賞などを通じて独学で学ぶことも可能です。それぞれに長所と短所があるので、英語学習を始める際は現在の自分のレベルと目標、学習のために使える時間やお金を確認した上で、それに合った学習方法を選びましょう。例えば、海外旅行で現地の人とコミュニケーションを取りたいのであれば英会話教室やオンラインによるレッスンがおすすめです。キャリアアップなどを目標にしているならTOEICで高得点を出すための講座や問題集に取り組むといいでしょう。大切なのは、漠然と「英語を喋れるようになりたい」と思って取り組むのではなく、「○○(外国)に一人旅行に行くために学ぶ」「キャリアアップのためにTOEICで○○点以上取る」といった具体的な目標を定めることです。