内面を磨くためには今までと違う視点を持つ必要があります。「心のトレーニング」といった意識で取り組みましょう。
まずは現在の自分の考えを整理してみましょう。箇条書きで構わないので、ノートに自分の気持ちを思いつくままに書き出してください。「友人が少なくて寂しい」「毎日がつまらない」といったネガティブな感情でも大丈夫です。この作業で抑えていた感情を吐き出すことができ、自分が何を思って日々を過ごしているかを客観的に見られます。
それに加えて、理想の自分像を書き出すとより効果的です。仕事をどのようにこなしていきたいのか、どんな日々を過ごしていきたいのかなど、今後のことを書いてその理想を叶えるためには何が必要なのかを可視化しましょう。ノートの内容は人に見せるものではないので、多少無茶な願望を書いても大丈夫です。
人生における多くの時間を仕事に費やすことになります。日頃から「休みが待ち遠しい」「早く帰りたい」と思う人は淡々と仕事をこなしているだけになっている可能性があります。それを有意義な時間に変えるためにぜひ取り組んでいただきたいのが、仕事に対して「ゲーム感覚で取り組んでみる」といった姿勢を持つことです。勤務時間=制限時間と捉え、その時間内で仕事をクリアできたら自分にご褒美を与えるなど、ちょっとした目標を持ってみましょう。そうすることで仕事に対するモチベーションを保ちやすくなります。
周囲に対する悪口や愚痴を口にすることで一時的にスッキリするかもしれません。しかし、実はデメリットが大きく、悪口や愚痴を重ねるとネガティブな感情が脳に染みついてしまい、余計に落ち込みやすくなってしまいます。また、周囲も不快な気持ちになり、信頼されなくなるリスクもあります。自分の評価を下げてまでわざわざ悪口や愚痴を口にする必要はありません。
仕事やプライベートで様々な人と関わっていると心が消耗していきます。目の前にいる相手の機嫌を常に優先してしまう人は特に疲れやすいでしょう。こういった状況が続くといずれ人と関わること自体が嫌になってしまいます。そのため、定期的に自分の機嫌を取る習慣を身につけるようにしてください。好きな服を買ったり美味しいものを食べたりなど、気分を上げる行動を取って心の健康を保ちましょう。
職場の同僚や恋人など、頻繁に会う人に対してはどうしても短所が目についてしまいます。不満を感じる場面もあるかと思いますが、その際に覚えておきたいのが「完璧な人間などいない」という意識を持つことです。できれば、相手の短所よりも長所を見つけるように意識してみてください。長所を見つけることができれば、自然と相手に対する尊敬の念が芽生え、関係性がよくなります。